9月に、ハーブの簡単加工・使い方講座を行いました。
現在、ハーバルセラピスト養成講座を受講中のひろみさんです。
ハーブを使うにあたり、本格的に使っていきたいので知りたいとのことでした。
・ハーブをうまく生活の中に取り入れていきたい!
・ハーブを今後使っていきたい!
とのことで受講されました。
実際に講座では、下記のことをやりました。
1 ハーブの出し方による違いー水出しハーブティー
2 ハーブシロップ&ハーブコーディアルの作り方
3 湯せんをしながらハーブオイルを作る
4 軟膏を作る
という内容を実際に体験してもらいました。
ひろみさんは、メディカルハーブ検定、ハーバルセラピスト養成講座と連続受講されてます。
ハーブティーの入れ方は、2回聞いてるので今回は割愛させてもらいました。
その分、ハーブを煎じる話を詳しくさせてもらいました。
【1 ハーブの出し方による違い 水出しハーブティー】
実際、ハーブティーを水だしにして使う場合は、限られてると思います。
熱湯で出したくない成分がある時です。
水だしするハーブティーの1つにマーシュマローがあります。
マーシュマロー。別名:アルテアです。
そう、粘液質を多く持つハーブの代表です。
これは水だしで使うハーブになります。
また、同じハーブでも、産地が違ったりすると味も変わるので、それも試してもらいました。
ハーブの産地違いの試飲をしてもらいました。
ハーブって同じハーブでも産地によって変わるよ~ということも体験してほしく、マーシュマローの産地違いの試飲をしました。
(アルテア試飲)
マテも水だしにして、温かいハーブティーと比べました。
今回、日本マテ茶協会の水出しのやり方でだしました。
かなり味の違いがはっきりしましたよ。
(マテ試飲)
あとは、マテ茶の水だしの試飲です。
実際飲んでもらうと・・・
「あっ!同じものでも、お茶の色が違うし、味も違う」
「なるほど~」
と言ってましたね~。
【2 ハーブシロップ&ハーブコーディアルの作り方】
◆ハーブシロップ
このハーブシロップは、メディカルハーブ検定にもハーバルセラピスト養成講座にも載ってないんです。
ハーブシロップの作り方を知ると、かなり幅が広がるんですよ。
お酒がダメな人のハーブの保存方法だったりします。
(シロップ作成中)
今回は、ハイビスカス&ローズヒップのシロップを作りました。
見た目も綺麗、味も美味しい!ジャムも作れる!とお得です。
シロップを作り始めると・・・
興味深々でみてました。
だんだん鍋の中を煮詰めていきます。
香りもでてくるし、色もでてきます。
できた液体を濾して中味をとります。
このできた液体の色の濃さに、驚いていましたよ!
濾した液体にきび糖を入れて甘さを調節します。
でも、ここで砂糖は保存剤になるので、気持ち多めにいれて味を調整します。
一煮たちしたら火を止めて冷まします。
実際に作ってみると・・・
「こんな風に作るんだ」
「意外と簡単!」
と言ってました。
できたシロップは、炭酸で割っても美味しいし、お水、お湯で割っても飲みやすいですよ~と話しました。
今回、ローズヒップを使うので、使ったものでローズヒップジャムも作りましたよ。
ローズヒップは食べることができるので、ぜひ食べてビタミンCの補給をしてほしいです(^^)
(ジャムに使用するローズヒップ)
シロップで使ったのと、コーディアルで使ったのと、若干ですがローズヒップの色が変わりますね。
◆ハーブコーディアル
コーディアルとシロップは、ごちゃ混ぜになって、どちらも同じでしょ!と思う方も多いと思います。
実は違うんですよ!!
ハーブコーディアル作りです。
シロップとは、若干作り方が違います。
コーディアルとシロップの違いもお話しました。
どちらを作るかは、何を目的とするかで使い分けしてくださいと説明しました。
ハーブコーディアルとハーブシロップの飲み比べをして、味の確認もしてもらいましたよ。
今回は、ハーブティーの入れ方の代わりに、ハーブを煎じることについて詳しく話しました。
(コーディアル作り中)
【3 ハーブオイルを作る】
今回は、温浸油(湯煎にかけてハーブオイルを作る方法)を作りました。
というのも、使いやすく、香りもいいもの・・・となるとジャーマンカモミールオイルになるからです。
このオイルは、香りがいいんですよ~。
そして、痒み、乾燥、美白(?!)にもいいので、あると便利なハーブのうちの1つです。
精油のジャーマンカモミールを使ったオイルだと、ちょっと香りがきついんですよ。
ハーブの香りと似て非なるものになっちゃうんですよね。
精油は精油で、効果ある使い方はあるので、使い分けるといいと思います。
湯煎に約2時間かけてハーブオイルの出来上がりです。
「香りがいい~」
「べたつきが少ない、伸びもいい~」
と言ってました。
(軟膏とハーブオイル作り)
【4 軟膏を作る】
内容は・・・
万能軟膏と言われるカレンデュラオイルとミツロウで軟膏を作りました。
カレンデュラオイルは、皮膚の修復、乾燥によいとされます。
リップクリームにも使えるんですよ!
これも年齢関係なく使えるので、1家に1個あると便利な軟膏です。
も~これはあると超便利な1品ですよ~。
カレンデュラ軟膏は、うちも1つは常備しています。
とにかく、全て作り終わりひと段落。
今回お持ち帰りのものは、お持ち帰り品:ハーブシロップ、ハーブコーディアル、ハーブオイル、軟膏です。
参加してくれた人は・・・
「こんなに簡単に作れるんだ」
「色々使えそう」
といってましたよ。
講座の感想もいただいたので、掲載させてもらいます。
~~受講生の声~~
◆知りたかったこと、興味があったことは何ですか?
シロップ、コーディアル、軟膏の作り方
◆薬草魔女の会の講座の教室を何で知りましたか?
ブログ
◆数多くの教室の中から、当教室を選んだ理由はなんですか?
ブログを読んで、ここだ!と思いました。
◆薬草魔女の会の講座を受けたご感想をお願いします。
本当にわかりやすくて、簡単に作れたことにびっくりしました。
シロップとコーディアルの違いも、私が理解できるまでとても丁寧に教えていただけてありがとうございます。
◆今後の活動の為の励ましのメッセージをいただきました。
先生の教室に出会えたことが、とても嬉しいです。
いつもいろんな質問にわかるまで答えてくださるので、本当にありがたく思っています。
これからも頑張っていきます。
川崎市 ひろみさん
ひろみさん、受講ありがとうございます!
メディカルハーブ検定講座から始まり、ハーバルセラピスト養成講座の受講と、着実に薬草魔女過程を進んでいますね。
ハーブも加工方法により、使い方が広がります。
ちょこっとケアにも使えるし、がっちりケアするにも使えます。
両方に使えるように、お話しさせてもらいました。
着実に実践をしていっているので、身につくのが早いと思います。
今後が楽しみです。