先週、ハーブの簡単加工・使い方講座を行いました。
今回は、アレルギーの子も食べれるスイーツを作る講座を開いている
お菓子作りの講座でハーブティーを入れたい&作り方や加工の方法を知りたいといらしてくれました。
ハーブは、初めてと話していました。
初めての方でも大丈夫ですよ~。
ハーブの使い方や加工の仕方を知っておくと、いつでも使えるようになりますよ。
実際に講座では、下記のことをやりました。
1 ハーブティーの入れ方
2 ハーブの出し方による違いー水出しハーブティー
3 ハーブシロップ&ハーブコーディアルの作り方
4 湯せんをしながらハーブオイルを作る
5 軟膏を作る
という内容を実際に体験してもらいました。
【1 ハーブティーの入れ方】
まず、ハーブティーの入れ方を説明しました。
ハーブティーを①美味しく飲む方法 ②身体に作用させるように入れる方法 の2つを教えました。
「身体に作用させるなら、コップ1杯(お湯約200ml)ハーブ3gは使うように!」 と話しています。
ハーブティーを美味しく飲む方法も必要ですよね。
その時の体調などで、ハーブティーの使い方を選んで飲んでもらえたらいいな~と思います。
どのような時に飲むかでも、ハーブティーの入れ方は変わってくると思います。
ハーブティーの入れ方で、味も香りも作用も変わってきますと伝えています。
(ジャーマンカモミールの飲み比べ)
【2 ハーブの出し方による違い 水出しハーブティー】
実際、ハーブティーを水だしにして使う場合は、限られてると思います。
熱湯で出したくない成分がある時です。
水だしするハーブティーの1つにマーシュマローがあります。
マーシュマロー。別名:アルテアです。
そう、粘液質を多く持つハーブの代表です。
これは水だしで使うハーブになります。
(マーシュマローの飲み比べ)
また、同じハーブでも、産地が違ったりすると味も変わるので、それも試してもらいました。
ハーブの産地違いの試飲をしてもらいました。
そして、ハーブって同じハーブでも産地によって変わるよ~ということも体験してほしく、マーシュマローの産地違いの試飲をしました。
マテも水だしにして、温かいハーブティーと比べました。
今回、水だしした時間が短かったですが、多少の味の違いはあったかな。
まあ、カフェインを飲みたくない時は、マテは使わない事ですね~。
あとは、マテ茶の水だしの試飲です。
実際飲んでもらうと・・・
「あっ!同じものでも、お茶の色が違うし、味も違う」
「なるほど~」
と言ってましたね~。
(マテの飲み比べ)
【3 ハーブシロップ&ハーブコーディアルの作り方】
◆ハーブシロップ
このハーブシロップは、メディカルハーブ検定にもハーバルセラピスト養成講座にも載ってないんです。
でも、この作り方を知ると、かなり幅が広がるんですよ。
お酒がダメな人のハーブの保存方法だったりします。
今回は、私の好きなエルダーフラワーのシロップを作りました。
見た目いまいちでも、味は美味しいんですよ~。
手順があるので、少し順番が逆になっていたりしましたが・・・
シロップを作り始めると・・・
興味深々でみてました。
だんだん鍋の中を煮詰めていきます。
香りもでてくるし、色もでてきます。
できた液体を濾して中味をとります。
このできた液体の色の濃さに、驚いていましたよ!
濾した液体にきび糖を入れて甘さを調節します。
でも、ここで砂糖は保存剤になるので、気持ち多めにいれて味を調整します。
一煮たちしたら火を止めて冷まします。
実際に作ってみると・・・
「ひと手間かける感じですね」
「こんな風に作るんだ~。」
と言ってました。
できたシロップは、炭酸で割っても美味しいし、お水、お湯で割っても飲みやすいですよ~と話しました。
◆ハーブコーディアル
コーディアルとシロップは、ごちゃ混ぜになって、どちらも同じでしょ!と思うと思います。
実は違うんですよ!!
ハーブコーディアル作りです。
シロップとは、若干作り方が違います。
コーディアルとシロップの違いもお話しました。
どちらを作るかは、何を目的とするかで使い分けしてくださいと説明しました。
ハーブコーディアルとハーブシロップの飲み比べをして、味の確認もしてもらいましたよ。
【4 ハーブオイルを作る】
今回は、温浸油(湯煎にかけてハーブオイルを作る方法)を作りました。
というのも、使いやすく、香りもいいもの・・・となるとジャーマンカモモールオイルになるからです。
このオイルは、香りがいいんですよ~。
そして、痒み、乾燥、美白(?!)にもいいので、あると便利なハーブおいつの1つです。
精油のジャーマンカモミールを使ったオイルだと、ちょっと香りがきついんですよ。
ハーブの香りと似て非なるものになっちゃうんですよね。
精油は精油で、効果ある使い方はあるので、それで使うといいと思います。
湯煎に約2時間かけてハーブオイルの出来上がりです。
「香りがいい~」
「べたつきが少ない、子供にもいい!」
と言ってました。
【5 軟膏を作る】
内容は・・・
万能軟膏と言われるカレンデュラオイルとミツロウで軟膏を作りました。
カレンデュラオイルは、皮膚の修復、乾燥によいとされます。
リップクリームにも使えるんですよ!
これも年齢関係なく使えるので、1家に1個あると便利な軟膏です。
も~これはあると超便利な1品ですよ~。
カレンデュラ軟膏は、うちも1つは常備しています。
とにかく、全て作り終わりひと段落。
今回お持ち帰りのものは、お持ち帰り品:ハーブシロップ、ハーブコーディアル、ハーブオイル、軟膏です。
参加してくれた人は・・・
「いっぱいお土産がある~」
「ひと手間かけることが大事ですね」
「意外と簡単に作れるものばかり。家で作るのが楽になりました。」
といってましたよ。
講座の感想もいただいたのですが、掲載させてもらいます。
~~受講生の声~~
◆知りたかったこと、興味があったことは何ですか?
ハーブ初心者でも理解できる知識、ハーブティーをおいしくいれたかった、体への作用
◆薬草魔女の会の講座の教室を何で知りましたか?
ブログ
◆数多くの教室の中から、当教室を選んだ理由はなんですか?
不快さんのお茶会でお知り合いになれて近かったので。
ブログを見て内容が濃くて充実していると感じたので。
◆薬草魔女の会の講座を受けたご感想をお願いします。
<ハーブティーの入れ方、試飲から始まり色々な作り方まで濃かったです。/p>
初心者でも、どうやって入手するかや、取り扱い方を教えていただけたので、ぜひ今後に活かしていきたいです。
◆今後の活動の為の励ましのメッセージをいただきました。
薬剤師のお仕事をしながら、ご自分でハーブの講座を開かれてること自体だけで素晴らしいと思っていましたが、
かなり勉強されてきてることもわかり、それを人に伝えることができてるのは、更に素晴らしいと思いました。
ハーブへの熱い思いも知れたし・・・
これからも多くの方に伝えていってください!!
ちはるさん、受講ありがとうございます(^^)
アレルギーがあっても食べれるスイーツ&お料理教室で、ぜひハーブティーを使ってみてください。
ハーブの味を知ってもらうきっかけになるといいな~と思います。
ハーブはカフェインフリーのものが多いので、子供さんでも安心して使えるものが多いですよ。
アレルギーがある方でも食べれるスイーツ&料理教室の熊谷ちはるさんのブログはこちらです。